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ぐらに光を
2009/09/02(Wed)
ここのところ、一週間ほど姿を見せなかったぐらさん。

いつもは内ノラちび~ズが起きる4時頃にはもう
外でスタンバっていて
「ニュィーーーッ、ニュィーーーッ (←鳴き声@独特)」 と
ちいちゃなお目目を3倍くらいに見開いて
エサを食べに来てぇたぐらさんだのに。

晩のご飯をもらっている母屋にも、すっかり姿を見せなくなり・・

「どうしちゃったのかな。無事かな。何処にいるのかな。
あんなに痩せこけちゃって・・大丈夫かな・・」

家人揃って心配していました。

昨朝-
遅刻しそうになったちびこを、あわてて車で送ってゆく際

いた!!!

ぐらが庭にちょこんと座っていたのです。
前の日の雨でびちょびちょになったよな、濡れた体のまんまで・・

「ぐら!!!どこ行ってたの?無事だった?」

思わず駆け寄りました。
すぐさまエサを取りに戻り、差し出すと・・どうも様子がいつもと違う。

ぐるぐるぐるぐると、同じ所を回っているのです。
両の手と足は、まるで糸の切れたマリオネットのように
変な方向へと折れ曲がり、ぐにゃんぐにゃん。
目の焦点も合っていない。見えてない?

一番で、病院へと駆け込みました。

結果・・

猫エイズと猫白血病を発症しており、黄疸も出ていて
人間で言ったら34度の低体温。
おまけに極度の貧血を併発している。

「・・もうね、手の施しようがありません」

点滴しても、もう体には吸収されない。
ウィルスは脳にまで及んでしまった・・

目の焦点が合わないのも、手足がぐにゃぐにゃなのも
見えないわけでもなく、折れてるわけでもないけれど
もはや、指令が上手く伝わらない状態だから。

「あとどの位・・一ヶ月くらいは・・?」
「とんでもない!あと3日・・・」

2つの選択肢が出されました。

安楽死か、家で看取るか-

思わず涙がこぼれ落ち 「もちろん・・家に連れて帰ります」

そして、こんな状態で家に戻って来れたのは奇跡だ・・と。

帰ったら、ばあば@母も心配して、ずっと近くにいてくれました。

ぐらが朝 病院へ行く時もそこにいたし、帰って来た時にも黙って
そこに座っていた七海ちゃん。
朝のエサを食べると すぐさまお散歩へ出かけてしまって
夕暮れまでは戻って来ないのに。

ウチのダンナさんに、大泣きしながら伝えたらば

「そっか・・ぐらは帰ってきてくれたか。オレはそれだけで嬉しいよ。
甘えん坊のぐりに呼ばれちまったかな?一人っきりじゃあ寂しいよって。
でも、こんな体で必死にウチに戻って来てくれて
終の場所にここを選んでくれたことがオレは本当に嬉しいよ。
人間も動物もそうだけどさ・・お別れの時は 『お疲れさま』 の時だから
泣くのはぐらは嬉しくないよ。笑って見送ってあげようよ」

ぐらは今、車庫にあつらえた あったかなお家で休んでいます。

只今午前4時過ぎ-
私の気配を感じ、鳴いてくれました。

もう普通に立つことも、歩くことも、食べることも出来ないけれど
ぐらは今、生きている。

昨日戻って来た時から、あんな状態であったにもかかわらず
私の周りでシュリシュリと、一生懸命に匂いのあいさつを交わしてくれた
本当に優しいぐらさん。

今でも懸命に立とうとして、私の体にピトッとくっつき
シュリシュリしようとしてくれます。

ぐら。もう頑張らなくてもいいんだよ。
ぐらは一人ぼっちなんかじゃないよ。
ここの家はぐらの家。ここの家族はぐらの家族。
ありがとう。ずっとずっと愛しているよ。

死は解放、とはいうけれど・・
やっぱり胸が張り裂けそうな気持ちはおさまらず・・

「神さま、どうか・・ぐらを助けてください」

若手のピーやサスケにまで
「ぐらに、その若い力を与えてください」 なんて
お願いしている自分もいて。

でもあとは 天の召すまま、ぐらの思いのままに-

私たちに出来ることは、変わらず精一杯の愛をもって
ぐらを包むことだけです。

神さま。せめてぐらが 心安らかでいてくれますように-


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